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私がマックのスパイシーチキンバーガーを食べて「ああ、なんて旨いんだ...」と思える確率について

2、3日前の20時くらいに、私はとある地方都市の駅の夜行バス乗り場の近くのベンチに座りながらマックのスパイシーチキンバーガーを食べていた。

なんでそれにしたかっていうと、一番安かったからだ。23時発の新宿行きの夜行バスに乗る予定の私はそのベンチで3時間ほど時間をつぶそうとしていた。マックを食いながら。

そのベンチはすごい横長で20人くらいは座れるようなベンチであり、やはり私と同じように夜行バスの発車までなるべく金を使わないように時間を潰そうとする人が数人いた。キャリーバッグやボストンバッグを持っていたのでたぶん間違いないと思う。

ほとんど風のない夜であり、マックのテイクアウトのビニール袋がどこかに飛んでしまうのではないかと心配する必要がないくらい凪っていたのを覚えてる。空には満天の星空がある。

そんな時、私はふと、私が何気なく、澄んだ晩春の夜空を見上げ、マックのスパイシーチキンバーガーを食べながら「ああ、なんて旨いんだ...」と思える確率は、数兆の数兆倍のさらに数兆倍のそのまたさらに数兆倍分の1以下の確率なのかもしれないなと思った。

そんなことを考えて現実逃避しないと、どうにかなってしまいそうな精神状態だったからだ。

その地方都市の駅はやたらと若者が多い。とくに東口はなおさらだ。本当に嫌になるくらい若者だらけ。新宿コマ劇場の比ではない。そしてみんな一様にオシャレで楽しそうでキラキラしている。

なので私のような貧乏くさい恰好をしたオッサンは非常に居づらい。早くバス来ないかなと思いながら、氷しか残ってない容器のストローを強引に吸い、ほんの少しとけてる水を飲みながら場を持たせていた。

なんでさっきからこんなしょうもないことをウダウダ書いてるのかは、自分でもよくわからない。

昔、私がまだ20代の時に、近所の寂れたスーパーに行ったとき、レジのおばちゃんが会計をしながら、突然私に向かって「人生ってあっという間よ」と2回繰り返した。

あまりに急なことだったので、私はどう反応していいのかわからずにキョトンとしながら、会計を終わらせた。

それはほんの一瞬の出来事だったんだけど、その時のそのレジのおばちゃんの「人生ってあっという間よ」という言葉がそれ以来頭から離れず、ことあるごとに思い出していた。

その夜もその言葉を思いだし、「本当にその通りだな」と妙に納得しながら、これから一体どうすればいいのかわからずに路頭に迷ってるいい歳したオッサンである自分が、つくづく嫌になった。

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