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ネットフリックスの韓国ドラマ「イカゲーム」を観た感想

みなさんこんにちは、高杉です。

ブームに流されてミーハー心がどす黒くうごめいています。このビッグウェーブに乗らなくてはならないと思い、解約していたネットフリックスを再び契約し直しました。

最近、SNSでやたらと目にする「イカゲーム」というタイトル、何かをくすぐるタイトルです。

借金まみれの人たちが45億円の賞金を得るために真剣な面持ちで「だるまさんが転んだ」をやるっていう設定もかなりくすぐられます。

何がどうなっても面白くなりそうな予感しかしない。人生詰んだ私のような世捨て人のハートをがっちり掴んで放さない。

実は私は昔「リアルカイジグランプリ」に参加したことがある。2018年夏のお台場で死闘を繰り広げたのだ。蛇が入ってるクリアケースの中でジェンガをやったり、水をかけられながら縄跳びやったり、黄身を割らないように口移しでバケツリレーをやったり。

アベマテレビが企画した番組なんだけど、あらゆるゲームに勝ち優勝した者が1億円を総取りする的なやつ。

残念ながら1億円を手に入れることはできなかったんだけど、すごく楽しかったし、いい思い出になりました。

そんなわけで満を持して観てみた。韓国ドラマ「イカゲーム」を。

ちなみに私と韓国エンタメとの縁はかなり薄い。「半地下の家族」を観たのと、昔NHKで「冬のソナタ」をちょっとかじった程度。

つまりあまり関心がない、韓国エンタメに。そんなテンションで観たんだけど、予想よりはるかに面白かったです。

誰が見ても楽しめると思うけど、特に刺さるのは次のような人じゃないでしょうか?

つまり、この世は弱者にとって残酷で理不尽で不公平で生きるのがしんどいんだけど、かといって死ぬ勇気もないから仕方なく生きている私のような人間です。

主人公は全方位的にベーシックにうだつの上がらない46歳のおじさん。まるで私のコピー人形のようだ。

ゲーム参加者は色々と事情を抱えた多重債務者や脱北者や訳ありパキスタン人など、バラエティーに富んでいる。

なので、格差社会とか貧困問題とかワーキグプアとか、そのあたりが中心テーマなのかと思ってしまいますが、ところがどっこいそう簡単な話ではなさそうです。

あくまで私の独断と偏見ですが、この作品の中心テーマは「楽しさの本質は子供の遊びの中にしかない」的な感じじゃないでしょうか?

物語の中でメンコやったり、だるまさんが転んだとかビー玉遊びによって勝者を決めるのは演出のためだけではないような気がします。

このドラマがシーズンいくつまで続くのかわかりませんが「イカゲーム」というタイトルである以上「楽しさの本質とは何か」みたいなところがこのドラマシリーズの中心テーマとして居座るのではないでしょうか?

そしてそれは結構人類普遍のテーマのような気がします。

ある程度の年齢になると人生って俄然つまらなくなりますよね?少なくとも私は25歳を過ぎたあたりから俄然つまらなくなった。

さらに、それは私のような負け犬だけではなく、どうやら勝ち組の成功者も同じだということがわかってきて、さらに絶望する。

たとえ成功しても人生つまらんのかい!みたいな。でもみんな多かれ少なかれ、このような絶望を抱いて生きているのではないでしょうか。

「私はたくさんの成功者とお会いしてきたが、会う人会う人みんな不幸そうだった」みたいな話を、以前ドワンゴの川上さんがなさってたんですが、そのときの声のトーンとか表情の作り方とか文脈とかの雰囲気からして、それはきっと本当のことなんだろうという確信を持った記憶がある。

じゃあ、その「大人になると人生つまらなくなる問題」に一石を投じようじゃないか、というのがこのドラマシリーズの試みなんじゃないかと私は勘ぐっている。

そのあたりの原因を解剖し、物語を通して次の時代を生きるヒントを提示したい。このつまらなさの本当の原因は何なのかそのあたりをハッキリさせたい、みたいな。

そんな意欲的な作品になるんじゃないかと個人的に密かに期待してます。そしてその鍵を握るのが「楽しさの本質は子供の遊びの中にしかない」という主張なのでしょう。

しかし、シーズン1ではその主張はかなり抽象的に描かれていました。なのでぜひシーズン2以降でその主張をもう少し具体的に描いて欲しいです。

というわけで、超人気ネットフリックスドラマ「イカゲーム」についてのお話でした。

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