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映画「君の名前で僕を呼んで」を観た感想

みなさんこんにちは、高杉です。

アーミー・ハマーと聞いて、即座に網浜直子が頭によぎったあなたは相当な映画ツウです。

ちなみに、私が昔新大久保にある会社の寮に住んでいる時、なんかの罰ゲームで負けてサルスーツを着て近くのコンビニに酒を買いに行った事があるんですが、その店内で網浜直子さんを見たことがあります。

もちろん確信は持てないが、私は今でもあの女性が網浜直子さんだと信じている。

そんなわけで、今日はティモシー・シャラメとアーミー・ハマーの2大スターが共演するBL映画の金字塔「君の名前で僕を呼んで」を観た感想について浅く考察していきます。

内容はざっくり言うと「二人の美しい青年がイタリアの避暑地で恋に落ちる」的な感じです。

17歳の主人公エリオは、ベーゼンドルファーのピアノでリスト風にアレンジしたバッハを即興で弾きこなす芸術肌の青年。

ある日、夏休み休暇で訪れた24歳の大学院生オリバーを町に案内したことで、自分の中にいたもう1人の自分に気づく。

「1983年のひと夏の淡い思い出」

「禁断の恋に溺れゆれ動く青年のひと夏の記憶」

みたいなキャッチコピーが似合う作品です。誰かがアマゾンレビューで「究極の一体感をメタフォリカルに表現した作品」と書いてましたがさすがです。

作品の質が高いとレビューの質も高くなるという法則通りです。言葉の意味はわからないが「メタフォリカル」なんて言葉がすらっと出てくるあたりに凄みを感じる。

この作品の素晴らしいところは、主人公の「誰にも気づいてほしくないが、誰かには気づいてほしいこの気持ち」みたいな心情を映像と音楽だけで表現しているところ。

オリバーはアメリカ人の若者らしく、細い礼儀や形式にこだわらず外交的で社交的であり、内向的なエリオとは正反対。

彼はそのあけっぴろげな性格と映画スターのような風貌から、たちまち町中の人気者になります。

そして、次第にエリオもそんなオリバーに対して憧れのような感情を抱き始める。

風に吹かれて波打つ青いシャツ、大きく開いた襟元、まくり上げた袖、ほんのり日焼けした肌。

エリオは気がつけば彼のことをいつの間にか目で追っている自分に気づき、心のざわめきを感じる…

みたいな描写を淡々と映像と音楽だけで表現します。

映画には2種類あって、原作を読まなくても意味がわかる映画と原作を読まないと意味がわからない映画があるんですが、この作品は原作を読まないと意味がわからない系の映画です。

私は原作を読んだんですが、原作にはすべてのシーンの心理描写が余すところなくびっしりと書かれていました。

なので、原作を読めば映画版のあのシーンはこういう意味だったのか、というのが100%理解できます。

しかし、映画版ではあえてその説明的な部分をカットして、作品の重要なファクターである「2人の青年の繊細な心情」を美しい音楽がまるで控えめな語り部のような役割を果たすという演出が施されています。

あと、この作品ではティモシー・シャラメばかりが注目されがちですが、私はどちらかというとアーミー・ハマー派です。

たぶん、映画「ソーシャル・ネットワーク」の影響だと思う。

それに、アーミー・ハマーのおかげで久々に網浜直子が頭によぎったし。よぎらせてくれてありがとう、アーミー・ハマー。

というわけで、BL映画の金字塔「君の名前で僕を呼んで」についてのお話でした。

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